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SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

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2012.02.06 Mon » 〈バイナリー・スター版〉「ナトフライヤー」

【前書き】 以下は山岸真氏のmixi日記、2008年2月9日分を抜粋・再構成したものである。氏のご厚意に感謝する。


 某所で話題になっていた本の表紙などをアップ。

night 1
 
 上:ジョージ・R・R・マーティン「ナイトフライヤー」(拡大版)とヴァーナー・ヴィンジ「マイクロチップの魔術師」がノヴェラ(ショートノベル)合本のかたちで発表されたときの、ペーパーバックの表紙(Binary Star #5、 James R. Frenkel 編、Dell、1981)。
「ナトフライヤー」“Nightflyers”は〈アナログ〉1980年4月号が初出で、拡大版はストーリーはそのままで大幅加筆したもの。邦訳は初出版によるので、厳密にはこの拡大版は未訳。
「マイクロチップの魔術師」“True Nmaes”はこれが初出。

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 上:Binary Star は全部で5巻出たアンソロジー(ノヴェラ合本)シリーズ。
 特徴のひとつは、カップリングになった作家のそれぞれが相手の作品にAfterwordを書いていることで、この第5巻でもヴィンジが「ナイト…」に、マーティンが「マイクロ…」にAfterwordをつけている。
 もうひとつの特徴は、(第2、4、5巻しかもっていないがたぶん全巻)イラストがはいっていること。イラストレーターは作品ごとに違うようだが、第5巻では両作ともに、『ゴーレム100』のJack Gaughanがイラストをつけている。Gaughanは1960年代から70年代にかけてプロ・ファン両方の部門で何度もヒューゴー賞候補になり計4回受賞した、アメリカのSFファンには人気だったらしいイラストレーターである。
 このイラストは「ナイトフライヤー」のタイトルページのもの。

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2012.02.05 Sun » 《ルーンの杖秘録》回答篇

順に――

チャーチル、吼え猛る神
ブライアン・オールディス、歌う神
J・G・バラード、うめく神
ジェイムズ・サリス、むせび泣く神  *作家。ニュー・ウェーヴ運動の闘士のひとり。
ハロルド・ウィルスン、吠える神、至高の神  *当時の英国首相

(2013年1月31日)

2012.02.02 Thu » 「ありそうな話」回答篇

上から順に――

Fletcher Pratt …… 作家。わが国ではディ・キャンプと共作のファンタシーばかりが訳されているが、SFもたくさん書いていた。  
Fred Pohl
Katherine MacLean …… 当時は珍しかった女流ハードSF作家。北欧人そのものの顔立ち印象的だったようだ。
Martin Greenberg …… ファン出版社ノーム・プレスの社主。支払いが悪いのが有名で、海賊と異名をとった。
Isaac Asimov
L. Sprague de Camp
Algis J. Budrys …… ナチスの迫害を逃れて、リトアニアからアメリカへ亡命してきた。
Philip Klass …… ウィリアム・テンの本名。
John W. Campbell, Jr.
Larry T. Shaw …… ファンあがりの編集者。「宇宙サーカス」という短篇の邦訳が、『SFカーニバル』(創元SF文庫)にはいっている。
Sam Moskowitz …… SF史の大家。よっぽど声が大きかったらしい。
Rog Phillips …… 40年代から50年代にかけて活動した作家。「黄色い錠剤」という短篇がちょっといい。
Willey Ley …… 科学解説の大家&宇宙開発啓蒙の第一人者。邦訳もある『動物奇譚』(図書出版社)はUMA関係の名著である。もっと知られてほしい。
Alfred Bester 
L. Ron Hubburd …… サイエントロジーの創始者。

 mixiでこのクイズを出したとき、山岸真氏が回答を寄せてくれた。もちろん、全問正解だった。(2013年1月29日)