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SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

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2013.02.06 Wed » 『熊が火を発見する』

 1993年の世界SF大会で、わが最愛の作家のひとり、テリー・ビッスンに会った。そのとき本人が、持っていた第一短篇集 Bears Discover Fire (Tor, 1993) の校正用仮綴じ本にサインを入れて進呈してくれた。
 もちろんサイン用の本は用意してあったのだが、それとはべつにいただいたもの。まさに家宝である。

2005-7-23 (Bears proof)

 ちょっと汚れているのは元々そうだったから。今はビニール袋に入れて完全防護してある。下はビッスンの署名。

2005-7-23 (Bears proof 2)
 
 で、このときはまだ刊行されていなかったのが、下の本。

2005-7-23 (Bears)

 一応説明しておくと、収録作は19篇。そのうち9篇は邦訳があり、内訳を書いておけば――

「熊が火を発見する」、「ふたりジャネット」、「アンを押してください」、「冥界飛行士」、「未来からきたふたり組」、「英国航行中」は拙編のビッスン傑作集『ふたりジャネット』(河出書房新社、2004)にはいっている。
「平ら山を越えて」は、当方が山岸真氏と共編した年代別SF傑作選『20世紀SF⑥1990年代 遺伝子戦争』(河出文庫、2001)にはいっている。
「ジョージ」、「カールの園芸と造園」は、ビッスン特集を組んだ〈SFマガジン〉1994年11月号に訳載されている。

 ついでに書いておくと、スティーブン・ピンカーの『心の仕組み(上)』(NHKブックス、2003)という科学ノンフィクションに、ショート・ショート“They're Made out of Meat”の冒頭から三分の一ほどが訳出されている。ただし、題名は明記されていない。

 それにしても、こうやって題名を書き写しているだけで、顔がにやけてくるなあ。ビッスンの場合、30枚から50枚の作品がいちばんいい。珠玉の短篇といったら、やっぱりこの長さだよな。(2005年7月23日)

【追記】
 この後、ビッスンの短篇集をもう一冊編むことができた。『平ら山を越えて』(河出書房新社、2010)である。上記「平ら山を越えて」、「ジョージ」、「カールの園芸と造園」は、こちらに収録されている。


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