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SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

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2013.02.15 Fri » 州浜昌宏のこと

 浅倉久志氏が、伊藤典夫氏とふたりで〈SFマガジン〉の社外ブレーンを永らく務められていたことは、わりに知られていると思う。
 翻訳掲載する作品の選択や、作品解説の執筆を行なわれていたわけだが、あまり知られていないのは、おふたりが新人翻訳家の訳に添削をされていたことだ。じつは当方も添削してもらったひとりで、浅倉さんに見ていただいた。その原稿は、いまでも宝物として大事にとってある。

 さて、新人の原稿に朱がはいりすぎて、実質的な共訳になってしまった場合は、ペンネームで掲載された。浅倉さんの場合は、州浜昌宏という名義が使われた(伊藤氏の場合は鵜飼裕章)。この名義の翻訳は、SFマガジンに3篇掲載されている――

1982-11「さあ、みんなで眠ろう」アヴラム・デイヴィッドスン
1983-1「天国にあと一歩」ギャリー・キルワース
1984-7「転覆」マック・レナルズ

 デイヴィッドスンの作品は、短篇集『どんがらがん』(河出書房新社、2005)が出るとき、浅倉さんが訳しなおし、浅倉名義で発表された。

 ところで、州浜昌宏のいわれはなんだろう。これもなにかのもじりだろうか。ご存じの方がいれば、ぜひ教えてください。(2010年3月3日)

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