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SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

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2013.06.15 Sat » 『血まみれの影』

 太っ腹つながりで、天使の贈り物を紹介しよう。つまり、代島正樹さんが譲ってくれた本のこと。その3はロバート・E・ハワード Red Shadows (Donald M. Grant, 1978) だ。

2009-3-28 (Red Shadows)

 大型ハードカヴァー、337ページ。発行部数1350。表紙絵はジェフ・ジョーンズ。さらにカラー・イラストが別刷りで8枚と表紙裏(図版下)に1枚はいっている超豪華版である。

2009-3-28 (portrait)
 
 本書は16世紀の清教徒戦士《ソロモン・ケイン》シリーズの集大成本。グレン・ロードが編集にあたっており、未完作品は未完のまま収録されている。
 前にも書いたが、このシリーズは近い将来邦訳が出るそうなので、内容については触れない。邦訳はいまのところ3篇あり、訳題はつぎのとおりである――「血まみれの影」、「死霊の丘」、「はばたく悪鬼」

 表題を「赤い影法師」と訳すと柴田錬三郎の伝奇小説と同じになって面白いのだが、ここはおとなしく既訳題にならっておこう。

 せっかくなので書誌学的な蘊蓄を少々。
 グラントからこの本が出るのは、じつは本書で三度め。最初は1968年に出た版で、ひとまわりサイズが小さく381ページ。ジェフ・ジョーンズのカラー・イラストは4枚だった。発行部数896。カヴァーではなく、本そのものの表紙の色からこれはレッドと呼ばれる。
 1971年に上記は再刊されたが、表紙の色は濃灰色。これはグレイと呼ばれ、カラー・イラストの位置が本文と合うように修正されていた。発行部数741。
 そして版型、イラストを一新したのが本書というわけだ。

 このシリーズ、当方は別のヴァージョンをペーパーバックで持っていたので、その話は次回に。(2009年3月28日)


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