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SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

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2013.01.04 Fri » 追悼――ジェイムズ・コーソーン

【前書き】
 ムアコックとの共著といえば、紹介したい本があるのだが、その前置きとして2008年12月28日に書いた記事を公開する。つぎの記事と合わせてお読みください。


 イギリスの画家、ジェイムズ・コーソーンが12月2日に亡くなったそうだ。1929年生まれなので、享年78ということになる。
 わが国ではあまり知られていないが、エドガー・ライス・バローズやマイクル・ムアコックの本のイラストレーターとしてイギリスでは絶大な人気を誇った人である。
 特にムアコックとは若いころからの盟友で、エルリックの初期ヴィジュアルはこの人が一手に引き受けていた。手元にその絵があるのだが、見開きでうまくスキャンできないので割愛。かわりにムアコックの初期作品とエッセイを集めたマニアックな単行本 Sojan (Savoy, 1977) の表紙と、前に紹介したマイクル・オショーネシー編の怪物小説アンソロジー The Monster Book of Monsters (Xanadu, 1988) のために描きおろしたイラストを載せておく。ちなみに、後者はレイ・ブラッドベリの名作「霧笛」に付したイラストである。

2008-12-28(Sojan)

2008-12-28(Cawthorn)

 ムアコックとの二人三脚は作家とイラストレーターの関係にとどまらない。フィリップ・ジェイムズ名義で The Distant Suns (1969) という小説を共作し、

2008-12-28(The Distant Sun)

映画「恐竜の島」(1975)の脚本を共同執筆し、ファンタシーのガイドブック Fantay: 100 Best Books (Xanadu, 1988) を多忙なムアコックに代わって著している。最後の本はちょっと面白いので、項をあらためて詳しく書こう。
 いまは謹んで哀悼の意を捧げたい。(2008年12月28日)

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