FC2ブログ

SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

2018.11 « 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 » 2019.01

--.--.-- -- » スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2013.05.04 Sat » 『変種第二号』(幻のアンソロジー・シリーズその4)

【前書き】
 以下は2008年10月21日に書いた記事である。誤解なきように。


 2年前に上梓した『地球の静止する日――SF映画原作傑作選』(創元SF文庫)の増刷が決まった。表題作がキアヌ・リーヴス主演でリメイクされ、近日公開となったおかげだが、なんにせよめでたい。協力してもらったみなさんにも、すこしは顔向けできるというものだ。
 ところで、リメイク作の邦題は「地球が静止する日」だそうだ。
 ちなみに「地球の制止する日」という誤記をよく見かけるが、この誤記を見るたびに、地球が暴走してみなが困る顔が頭に浮かんできてしまう(地球は制止する側なので、論理的には矛盾しているのだが)。

 上記アンソロジーが好評で、続編の話が出ればと思って作ったメモがあるので公開しよう。もちろん、そんなことにはならなかったが。

 無版権でやろうと思ったので、古い作品が並ぶ。題名、作者名、発表年、推定枚数、映画化名で記載してあり、配列は発表年代順である。 

花と怪獣  ヘンリー・カットナー  1940 (40) 金星怪獣イーマの襲撃
ヴィンテージ・シーズン  C・L・ムーア  1946 (130) グランド・ツアー
There Shall Be No Darkness  ジェイムズ・ブリッシュ  1950 (105) スリラー・ゲーム/人狼伝説
変種第二号  フィリップ・K・ディック  1953 (125) スクリーマーズ
ヤコブのあつもの  ゼナ・ヘンダースン  1955 (110) 不思議な村
デス・レース2000年  イブ・メルキオール  1956 (30) デス・レース2000年/デスレース(2008)
朝の八時  レイ・ネルスン  1963 (15) ゼイリブ

 当初はロバート・シェクリイの「七番目の犠牲」やジョルジュ・ランジュランの「蠅」を入れようと思ったのだが、版権取得が必要だとわかってあきらめた。

 なお、最初のカットナーの作品は、今回あたらしく追加した。前に書いたとおり、ハリーハウゼン映画の原案だとあとで気づいたからだ。前巻の「ロト」と同じパターンで、原作としてクレジットされてない作品をあえて収録し、問題提起を行なおうという趣向。

 あとは原作も映画もマイナーな作品ばかり。「グランド・ツアー」と「スリラー・ゲーム/人狼伝説」という映画は、当方も見たことがない。
 ブリッシュの作品は、未来を舞台にした狼男もので、芸術家肌で頭脳明晰な狼男の活躍が描かれるのだが、さすがに60年近くも前の作品だけあって、骨董的価値しかない。
 
 というわけで、本としては弱いので、やっぱり新しい作品を入れるしかないのだろうなあ。だれか名案はありますか。(2008年10月21日)

スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。