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SFスキャナー・ダークリー

英米のSFや怪奇幻想文学の紹介。

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2013.06.28 Fri » 『フェッセンデンの宇宙』(幻のアンソロジー・シリーズその6)

【前書き】
 昨日、ロバート・ムーア・ウィリアムズの「赤い死」という作品をとりあげた。これを収録したアンソロジーの目次を考えたことがあるので公開する。


 仕事用のメモを整理していたら、5年前に考えたアンソロジーの目次が出てきた。山岸真氏と共編した『20世紀SF』(河出文庫)が出ていたころで、その関連で考えたもの。実現の見込みはなかったので、最初から趣味で作った目次である。
 ひと目見て苦笑せざるを得なかったので、ここに恥をさらすことにする。
 題して、『フェッセンデンの宇宙――1930年代SF傑作選』

1 フェッセンデンの宇宙  エドモンド・ハミルトン  '37(40枚)新訳
2 シャンブロウ  C・L・ムーア  '33(80枚)新訳
3 ブルー・ジラフ  L・スプレイグ・ディ・キャンプ  '39(70枚)新訳
4 時の脇道  マレイ・ラインスター  '34(150枚)新訳
5 火星ノンストップ  ジャック・ウィリアムスン  '39(95枚)新訳
6 最終進化 ジョン・W・キャンベル・ジュニア  '32(50枚)新訳
7 Parasite Planet  スタンリー・G・ワインボウム  '35(65枚)初訳
8 赤い死  ロバート・ムーア・ウィリアムズ  '40(60枚)新訳
9 人間オメガ  ロウェル・H・モロウ  '33(100枚)新訳

 『20世紀SF』は、1冊700枚と規格が決まっていたので、それに合わせてある。
 キャンベル・ジュニアの作品は「影が行く」を採りたいところだが、長すぎるし、すでにこれを表題とするアンソロジーを編んでいたので見送った。
 ワインボウムの作品は、「火星のオデッセイ」が順当だろうが、本邦初訳を1篇くらいは入れたくてこちらを採った。知名度がちがうだけで、出来はあまり変わらない。
 ハミルトンの作品は、それまで流布していた1950年発表の改稿ヴァージョンではなく、初出ヴァージョンを新訳するつもりだった。アイデアの先駆性を評価する声が高いので、それなら原型を見せることに意義があると思ったからだ。この企ては、のちにハミルトン傑作集『フェッセンデンの宇宙』を編んだときに実現した。

 ご覧のとおり、山本弘編のクラシックSF傑作選『火星ノンストップ』(早川書房)と3篇(2、4、5)が重なっている。しかも、2と4に関しては新訳を起こすというアイデアまで同じ。人間、考えることは同じだなあ。
 
 それでも、ディ・キャンプとモロウの作品は捨てがたいものがある。どこかで復活できないものか。(2006年9月24日)



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